校正が手元に届いたら、確認すること
校正が手元に届いたら、自分が依頼した内容に近いかどうか、確認してください。
色合いについては要注意です。
それは、簡易校正であれば製品と同じ用紙で印刷されていないことが、多いからです。
製品と同じ用紙ではないということは、発色や色の見え方が変わってくるということです。
印刷会社によっては、データで校正を送ってくれる場合もあります。
そうすると、パソコンの画面上の色合いと印刷後の色合いには、多少なりとも違いが出てくるものなのです。
また、デザインをお任せで依頼していた場合は、自分のイメージと近いかどうかの確認が必要です。
色合いだけではなく、自分がイメージしていた写真の大きさや、文字の内容などにも注意して見るようにしてください。
校了・責了・再校の違い
校正を確認したあと、修正が必要だと判断された場合には、修正の指示を印刷会社へ出しましょう。
修正の必要がなく、そのまま最終印刷まで進めてよい場合は「校了」となります。
「校了」とは「校正が完了した」ということです。
「責了」とは「責任校了」の略で、修正をした後お客様に修正後の確認をせず、印刷会社の責任のもと、そのまま最終印刷に進むことをいいます。
その際、印刷会社でもう一度校正出しすることを「念校」と言い、「念のために校正」を出して、確認することを言います。
納期まで時間がない場合などに、責了になることが多いです。
「再校」とは「再度、校正を出すこと」をいいます。
再校の中にも種類があり、初校(最初の校正)に次ぐ二度目の校正は「再校」または「二校」、三度目の校正を「三校」と言います。
これらの事を念頭に置きながら、最終印刷まで進めてください。